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谷川俊太郎さん作の
詩に就いて
を、読んでいました。

人にとって
詩とは、
言葉とは、
どのような存在であるのかを
問いかけるような内容でした。
そんな内容じゃないかもしれませんが
私にはそのように思えました。

考えれば考えるほど
迷路に迷い込むように
難解なことであると思います。

プロの詩人の方々なら
きっと共感する部分も
多いだろうなって思いました。

残念ながら
私は、そんな領域に達していないので
分かりやすい言葉で書かれた詩であっても
「この詩が何を意味してるのか分からない」
って思うことも多かったです。

恐らく私は、詩を書くとき
勢いで書いてるような気がします。
プロの方々のように
言葉を一つ一つ
丁寧に扱っているわけではなく、
悪く言うと言葉を大雑把に
使ってるような気がします。
それで良いときもあれば
悪いときもあるので
一度反省せねばならん
と、思わされる本でした。
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過去に、ありがたくも
他者から高い評価をいただいた詩の
共通点について考えていました。

あくまでも主観的な結論なのですが、
その共通点は
「絶望」だと思っています。
私の詩は
ダイレクトに重い言葉で
絶望を表現してはいません。
ただ、表現や内容は違うけど
どうしようもない絶望感を内包している詩に対し
「いいね」と思ってくださる方が多いようです。

私の詩を読んだことがある母に
上記の内容を簡単に言ってみたら
「え~そうかなぁ~」
と首をかしげていました。
「確かにそうかも」
って答えが返ってくると予想してたのに
肩透かしをくらった気分です(笑)

読み手によって、作品への評価や感じ方は
それぞれなんだなぁって改めて実感しました。

昔書いた「流星群の夜」って詩も
選者三名の選評が、皆バラバラだったのが
面白かったです。
大雑把に書くと、
ある選者は「金子みすゞっぽい」
もう一名は「無垢」
最後の一名は「シニカル」
見事にバラバラです。
私はそれらの選評に対し
「それは違う!」って思ってません。
読まれる方によってその詩の見方って
異なって当然なんだろうなと思います。

ただ、自分が他者の詩を
読ませていただくとき
勉強不足と想像力不足のせいで
「この詩は何を言いたかったんだろう?」
ってことが多くて、
解説付きの本があると大変助かります。
私は、詩を作るときに
すごく重要視しているのが
リズムです。
(詩以外にも文章であれば
 なんでもリズム重視です)

もちろん言葉のチョイスの仕方も
すっごく大事です。
でも、それと同じくらい
リズムって大事だと思います。

リズムの良い作品読むと
すごく感動しますし、
スカっとします。
例え、
悲しい話や詩であったとしても
リズムが良ければ
読後感が悪くなりません。
(あくまで私の場合は…ですが)

なので、詩では最後の連、
小説では最後らへんのページで
リズムが良いと、
もうそれだけで惚れこんでしまいます。
最後だけが良ければイイっていうわけでなく
最初からリズムが良いことが前提です。
それでいて、ラストが特にリズム良いと
泣きたくなるくらい熱い気持ちが
こみあげてきます。
そして、そんな作品に出会えたことを
心底幸せに思います。

自分がこんなにリズムにこだわるのは
歌が好きだからかもしれません。
歌を聴くのも歌うのも好きです。
体調さえ良ければ、音楽は聴きっぱなしです。
よく飽きないなと母に言われます。
ホント飽きません。
ひたすら聴きます。
それが私のストレス解消と癒しに
つながってます。
そして書く詩にも影響を与えてると
感じてます。
「詩を書くということ」
(谷川俊太郎さん・インタビュー)

今日はこの本を読んでました。
難解な部分もありますが、
分かりやすい表現で、
ユーモアも交えた内容で
すごく読みやすい本でした。

この本読んでると、
谷川さんの詩に対する姿勢とか
(努力もあると思いますが)
天性の才能・センスも感じます。
それが、まぶしく、
羨望の眼差しを送ってしまいます。

谷川俊太郎さんの詩、
とても好きです。
多分私の好きな詩人の中で
一番影響を与えた詩人だと思います。
詩を書くキッカケを与えてくれた方
でもありますし…。

谷川さんはじめ
色んな詩人の方々の作品読んでると
自分の視野や世界が狭いなぁって
気付かされます。
なので、もっとそれらを広げていきたいです。
そのためには色んな経験をすることや
色んな人・作品と出会うことが
大事なのかもしれません。
試行錯誤しながら
自分の詩が上達するよう
心掛けたいです。

でもあんまり、ガツガツしてたら
素晴らしい作品に
純粋に感動しなくなる可能性もあるので
そこらへん、いい塩梅でやっていければいいな
って思ってます。
またしても、詩ではなく歌詞の話ですが
よろしければ読んでやってください。

私が影響を受けた歌手は
邦楽だと鬼束ちひろ・Cocco
で間違いないんですが、
当然、今まで聴いてきた音楽が
全て私に影響を与えてきたと思います。
ただ、上記の二名の歌手が
特に影響が強かったです。

他にも挙げるとしたら、
(他にもいっぱいいますが)
まずKOKIAです。
特に、彼女の書く歌詞で
同じタイプの歌詞に惹かれます。

有名な曲「ありがとう…」とか
「安心の中」とか…。
最近だと「世界の終わりに」が好きで
よく聴いてます。
私は、KOKIAを知って十年以上になりますが
全曲近く把握してはいないので
ディープなファンではないなぁ
って思ってます。

上記の三曲に共通しているのは
「大切な人(ペットとかも含む)が
 そばにいるありがたみを
 忘れないようにしよう」
「今は亡き愛するものへ
 感謝を伝えたい」
という想いが根底にあると思います。
そういう考え方は、
実際身のまわりの人やペットを
亡くしたときに
かなり響くものがあります。

私の書く詩も、そういう詩あります。
「普通」であること
「平凡」であること
が、いかに幸福であるかは、
誰かの(自分の)健康や
誰かの(自分の)命を失いそうになったり
失ってからじゃないと気付かない
ってこと多いです。

無いものねだりにならず、
欲張らず、
今あるもの、できることを
大事にしようと
自分を戒めるのって
必要なことですね。
つい、感謝を忘れたり
つい、「当たり前」って
思ってしまうような平和なときこそ
その平和をありがたく思い、
過ごしていきたいです。
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このブログは自作の詩や他の詩人さんの詩等について色々呟くブログです。
  • プロフィール
HN:
内田 茉莉
年齢:
38
性別:
女性
誕生日:
1986/04/27
自己紹介:
自作の詩だけを掲載したブログを作りました。
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