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詩人の宮本苑生さんの「ひぐらし」
という詩が好きで、
「へんしん」という詩集を
何年か前に買いました。

「ひぐらし」は、
「あなたにあいたくて生まれてきた詩」
という詩のアンソロジーがキッカケで
知った詩です。
(この本もまた素敵です!)

不思議なことにアンソロジー収録の
「ひぐらし」は、
「へんしん」に載っている「ひぐらし」と
比べると四行ほど削除された状態で
掲載されています。
作者である宮本さんの意向なのか
アンソロジー作った宗 左近さんの意向なのか
単なるミスなのか
よく分かりません。

この詩は非常にミステリアスで
読んでいてちょっとぞくっとする詩です。
そこが最大の魅力です。

YouTube見ると、女声の合唱曲にもなってて
ビックリしました。
すごい歌いにくそうな難しい歌です!
私は中学生の頃合唱部だったんですが
もしこれがNHK杯か何かの課題曲で
「さぁ皆で歌いましょう」
なんてことになったら
大変だろうなぁなんて妄想したりしました。

実際に合唱部にいた頃は、
岸田衿子さん(詩)の「棗のうた」を
歌ったことがあります。
 最初は「よく意味がわからない詩だなぁ」
って思ってたんですが、
ふと思い出すたびに
なんだか切なくなる詩です。
この詩の主人公は毎晩
棗を一つずつ食べていて
最後の一粒の棗を食べるところで
この詩は終わります。
今後、主人公はどうするんだろう?
どうなるんだろう?
という想像力をかきたてられる詩です。

岸田さんの詩では
「くるあさごとに」がすごく好きです。
この詩は言葉遊びのような面を
持ちながらも、
どこか怖いと思わせる面もあります。
この詩に共感する人って
実はたくさんいるんじゃないかなって
思ったりします。
特に「過労死」なんていう死因がある
日本という国では、なおさらそう思わされます。

今日の記事、連想ゲームのような
内容になってしまいました。
なんてこったい(笑)
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  • ありがとうございます。
Sonoe Miyamoto 2019/09/17(Tue)12:47:58 編集
初めまして詩人の宮本苑生です。私の作品を取り上げてくださり有難うございます。「あなたに会いたくて生まれてきた詩」で行数が少ないのは、この作品を最初に取り上げた「小説新潮」の「今月の詩」欄で行数に限りがあったためです。詩集までお買い求めくださり有難うございます。
  • こちらこそ、ありがとうございます!
内田茉莉 2019/09/17(Tue)14:10:25 編集
初めまして!内田です。

詩人である宮本様から直接コメントを
いただけて、感謝と嬉しさと驚きで
いっぱいです!
こんな拙い記事を読んでくださって、
しかも疑問に思ってたことの
ご説明までしてくださって、恐縮です。

私は、行数が多いほうも少ないほうも
どちらも好きです。
私も、宮本様のような詩が
書けるようになりたいなと憧れています。
詩集、大事に何度も読み返しております。
素敵な作品を拝読でき、
とてもありがたく思っております!

体調を崩しやすい季節なので、
風邪等に気をつけてお過ごしください。

追伸…この記事の中で宮本様のことを
「さん」付けで書いてます。
気分を害されてましたら、
申し訳ありません!
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内田 茉莉
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38
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誕生日:
1986/04/27
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